自由学園 男子部・女子部(中等科・高等科)
基礎情報
【所在地】〒203-8521 東京都東久留米市学園町 1-8-15
【電話番号】042-422-3115(男子部) 042-422-1079(女子部)
【ホームページ】こちらから
【学校長】 男子部長:佐藤 史伸 女子部長:更科 幸一
校風・教育方針
キリスト教精神に基づいて「生活即教育」を教育理念としています。また、「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」をモットーに、「日々の生活から学ぶこと」「自分の頭でよく考えること」「自分たちのことは自分たちですること」を大事にしています。知識としての学力に偏らず、社会生活を送る上でもっとも大切な協力と責任を体験を通して学び、豊かで成熟した人間関係を育むことができる学校です。
カリキュラムの特色・特徴
学園全体を通して、単に知識の詰め込みではなく、自分で問題点を発見し、自分で考えることのできる人間の育成を教育の目的としています。中等科、高等科で学ぶ各学科もこの目的に沿って授業が行われ、基礎学科に力を入れると共に、特に実物に触れて学ぶという姿勢を大切にしています。
各教科ともに、これらのことを踏まえて、観察力、論理的思考、判断力、表現力などが豊かな感性と共に育まれていくように工夫されています。高等科でも選択科目は設けず、全員が幅広い科目を履修し、総合力を養います。
「生活即教育」を実践するため、女子部では、毎日の昼食作りを学年交代で行います。食事の準備と片づけによって自治力を高め、自分たちで作物を育てて「食」の運営を経験するなど、さまざまなことを学びます。男子部では、高等科2年次で週に一回、男子部全員の昼食を作るほか、勉強机の製作などを行い実物に触れて学ぶ「張り出し勉強」、学園内で養豚、養魚、農業などを行う「産業の授業」があります。 学年度末には、一年間学んだことを振り返り、「まとめ」としてレポートを記します。教科では、よく理解できなかった部分の理解を深め、次年度への学習へとつなげます。また、「生活のまとめ」として一年の間に担当した委員、係、健康状態、学校行事などについても振り返り、担任や各教科の教師による講評が加えられます。
学業報告会
さまざまな教科を融合して一つの課題に取り組むという自由学園の教科教育の特徴をもっとも良く表している発表会です。2年に一度、2学期後半に行います。学年ごとのグループで、4月以降に学んだ授業内容に基づいてテーマを定めます。チームごとに研究して学びを深めたプレゼンテーションは、保護者や入学希望者にも公開しています。
環境・施設設備
武蔵野の自然が残る緑豊かな3万坪のキャンパスに、幼稚園から最高学部までが配置されています。校内には小川が流れ、生徒が生産活動に取り組む畑や養魚池があります。女子部体操館、男子部体育館、女子部食堂、講堂は、東京都選定歴史的建造物に選定されています。
寮では、国内・外から入学してきた寮生が、異年齢からなる1部屋6人で生活します。女子部清風寮では衣・食・住の大部分を生徒たちが管理・運営しており、毎日の朝食と週4日の夕食は生徒たちが作ります。
男子部東天寮では、新入生は中等科、高等科共に全員が1年間寮生活を体験します。自立的学習習慣と共に時間やお金の管理、掃除や洗濯など自立的生活習慣を養います。また、交代で行う自炊当番などさまざまな生活運営の責任を通じ、協力する力を身につけます。寮は一生涯続く友情を育む場です。
校外施設として、自由学園発祥の地・現在の西池袋には、国の重要文化財に指定されたフランク・ロイド・ライトの設計による明日館があり、埼玉県、栃木県に学校林があります。
学校行事・クラブ活動
体操会、音楽会、美術工芸展、新緑祭(男子部)、野の花祭(女子部)など、年間を通じてさまざまな行事を用意しています。それぞれの行事の準備運営は生徒のリーダーを中心に行います。また、5月から6月にかけては2泊3日の遠足を実施。女子部は2,500m級、男子部は3,000m級の山に登るもので、事前にトレーニングを積み、山の植物、野鳥、地形、歴史などを学んで挑みます。
クラブ活動は、女子部は剣道、フェンシング、バスケットボール、テニス、転回運動、ダンス、読書クラブ、弦楽オーケストラ・ウインドアンサンブルなど。男子部はサッカー、バスケットボール、テニス、転回運動、剣道、ウインド・オーケストラ、ESSが活発に活動しています。
学校説明会・公開行事日程
恐れ入りますが、本校のホームページにてご確認ください。